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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『世界のすべてが敵だとしても』

ノーチェックだったこのCD。原作はふゆの仁子さん。

リーフさんのCDというのは、コミックスもノベルスも買わない私では情報が入ってこないのでしょうか、ちょっと縁遠いのです。

友人に教えてもらって聞いてみると、杉田さん×鈴村さんではありませんか。

「おおー!!!」っと感激して、杉田さんの男らしい声に聞き惚れていた私。

小杉さんのような低音も好きですが、真殿さんや杉田さんのような
艶のあるテノールも好きですね(節操なし)。

お話しは、鈴村さん演じるところの元警官の千裕(ちひろ)が
祖父の友人である大富豪の孫を警護することになり、
同僚の崇生(たかお)@杉田さん や 凪@三木さん、堀江@小西さん等と知り合うという設定です。

ちひろがまだ会った事も無い『孫』を守るから、
杉田さん(じゃなくて、たかお)が、「オレがお前を守る」という展開になるんですね。ふむふむ。

1回目聞いた時は、杉田ボイスに翻弄されて、
「大感動の名作じゃーん!」と、仕事が終わって寝る時間になっても止められなくて、朝の分の家事などやりつつ最後まで聞いてしまった程でした。

今レビューの為に聞き返してみると
「色仕掛けの為に、オレが練習台になってやる。」
…υというのは、やはり BL独特のムリな展開だったと冷静に思いました(苦笑)

(本当は、『色仕掛けというより…襲われる危険もあるのだから、その前に自分が初めての男になりたい』だったのかもね)

まあ、そのあたりは、杉田さん演じる『たかお』がけっこう『ひたむき』なので、許せますねv。
最近聴いていたCDって…オヤジ攻めとか…言葉攻めとか…イジワルな攻めとかが多くて…腐りきってるミラノの脳内に、さわやかな風がふきました。(自分で言って爆笑)

でもでも、ぴ~~~~~~~。→『ここを自分で洗ったのか』の科白は、ベテラン声優さんなら『ニヤリ』と笑ったカンジでいうところでしょうね。(ミラノさん染まりすぎ)
彼はボソッと言って殴られてましたが。

あと、ストーリーでの『???』は、ネタバレになりますから反転しますが。
大富豪の後継ぎの『孫』が、その『たかお』だったことを知っても、ちひろがあまり動じず、そのあともフツーに『オレもいるだろ』等言ってるのがちょっと不自然だと思いました。
普通、恋人が大富豪だったら、それだけでビビッたり遠慮したりするでしょうし、後継ぎ必要だから、結婚しなくちゃいけないんじゃ…とか考えるでしょう????

そんな葛藤なく、おじい様も側近もそのままスンナリ許しちゃうのがBL世界なんだなぁ~~~~。似ているけど、この世界とは違うとこに住んでるのだな~~と思いました。


でも、ストーリーはともかく、声優さん達には不服はなく
良い出来だと思います。
杉田さんの演技も、悪く無いのではないでしょうか。
sayaさんは耳が肥えてるから、チェック入るかもしれませんが…(笑)ただ、エッチシーンでも、そのまんま男らしい声のみだったので、今度はもうちょっとセクシイ&エロな攻め声を聴かせていただきたいです。(無礼な奴)

鈴村さんは、自分でも『ボク、BL食物連鎖の下の方だから、絶対杉田を襲ってやるって言ってたのに…。』と、不本意そうなのがカワイくて可笑しかったです。


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